出典:
手塚道男「満州の旅に描く(二)」(『神社協会雑誌』第29年 第5号』)
原資料種類:
図(絵・スケッチ)
原資料付加文字情報:
12大連神社 大連神社の氏子は一万六千戸と数うるとき満洲に於ける内地人の第一都市であることが明らかにされよう。祭神は天照皇大神、大国主神、靖国神の三柱であるが、靖国神の柱数は多く、日清日露の両役に殉ぜられた忠魂の英霊を、かく総称して勧請されたものである。現在の社殿は、本殿は大鳥造とも云うべきもので拝殿は入母屋造である。大連市としては物不足を感ぜられるが、近く三十万円の予算で大改造が行われんとし、土工の真中であった。御改築設計の青写真で、境内建物の配置は兎に角として、、本殿の神明造、拝殿の入母屋造の構成上の錯誤が感ぜられた。神職は水野、厚元、鈴木の三氏が奉仕されている。
原資料内容:
入母屋造向唐破風付きの拝殿、出雲造風の本殿のスケッチ
原資料サイズ:
100×75
掲載ページ:
51
備考:
1908(明治41)年9月1日に地鎮式を行った