出典:
『日本地理体系第十一巻 台湾編』改造社、1930年5月
原資料種類:
写真(前)
原資料付加文字情報:
台南神社 台南神社は台南城内、土名樣仔林街即ち今の末広町及び大宮町に在って最初は北白川宮能久親王殿下御終焉の地であるから、御遺跡所として奉祀したのを、地方有志の発起で約二十万円の醵金を為し総督府の補助を得て、大正九年から工を起し大正十二年六月に竣工し大正十四年に官幣中社の社格を仰出されたのである。境内の総坪数は七千五百九十二坪余で、社殿其他建物の坪数は百十八坪二合である。工費の総額二十六万余円に達し頗る森厳を極め、殊に社殿背後の御遺跡所には殿下御病中の御寝台擔架他の御遺跡を保存し参拝者をして一層低徊去る忍び難き思いあらしむるものがある。
原資料内容:
一の鳥居横から見た、燈籠の整然と建ち並ぶ境内の光景 奥に二の鳥居、拝殿が見える
原資料サイズ:
140×90
掲載ページ:
137
備考:
1925(大正14)年10月31日、官幣中社に列格