出典:
辻子 実氏コレクション
原資料種類:
絵葉書
原資料付加文字情報:
「奉天だより その七 奉天忠霊塔--南満の広野が今日の発展を来し、皇国の威風を颯爽と大陸の一角に示すに至ったに就てはもとより日露戦役に於ける帝国軍人の勲功に感謝しなければならぬ。 奉天忠霊塔は奉天新市街の東南部にあって、言ふまでもなく明治三十八年三月の奉天大会戦に陣没した我忠勇なる将兵二万二千八百四十八名の尊き遺骨を奉安しその英霊を祀り、帝国が国運を賭して戦ったその大会戦、乃ち戦線は実に二十里に亘り、我が軍五十五万、露軍三十二万の大兵が鎬を削って屍山血海の悪戦苦闘を重ねた戦を記念するが為めに建立したものである。 当初明治四十五年現在の正門の所に造営されたものであったが、市街の発展に伴ひ英霊の安からぬものあることを慮って大正十四年巨費を投じて改築されたものである。毎年三月十日の陸軍記念日当日盛大、荘厳なる祭典が執行される。」
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