出典:
手塚道男「満洲の旅に描く(一)」(『神社協会雑誌』第29年 第4号)
原資料種類:
図(絵・スケッチ)
原資料付加文字情報:
3撫順神社 撫順炭鉱は満鉄の宝庫であると経済上から見ても直に永安台に鎮座さる撫順神社の完備した姿を推想出来るであろう。祭神は天照皇大神、大国主神、金山比古神、金山比売神の四柱で、創立は明治四十二年という古さであるが、炭鉱採掘のため市街とともに移転され、全部が竣工したのは昭和三年のことである。本殿は神明造の木造で十坪あり、拝殿幣殿はそれに準じた直線式で鉄筋コンクリート土間と幣殿の畳敷の連結は巧に構成されていて、幣殿正面の大硝子戸を通して、本殿を拝される工夫すらされている。防寒としてはストーブが設けられ、二重戸にしてある。幣殿と拝殿との建坪を百二坪と算するときいかに壮大なけんちくであるかが推察できるであろう。
原資料内容:
社殿の略平面図及び略北立面図
原資料サイズ:
100×75
掲載ページ:
51
備考:
1910(明治43)年1月31日、鎮座祭を行う