出典:
手塚道男「満洲の旅に描く(一)」(『神社協会雑誌』第29年 第4号)
原資料種類:
図(絵・スケッチ)
原資料付加文字情報:
6奉天神社 満洲の首都であるだけ、奉天神社の総ては完備されている。祭神は天照皇大神、明治天皇の二柱で、平地に鎮座され境内は九千余坪である。流造の本殿入母屋向拝付の拝殿(五十七坪余)神門、祝詞舎、授與所、社務所、神庫、社宅二棟を中に、周囲は筋塀を以って廻らされている。氏子七千余戸、経常費一万五千五百余円と揚げることによっても、その盛況を察し得られよう。本社の創立は大正五年であるが、昭和四年に、御大典記念としての本殿、祝詞舎、中門、透塀等の改築が竣工し、輪奐の美、愈加わり、神威尊厳に仰がるる。この完成への事業は、神職山内祀夫氏の不断の奮闘と熱誠との結晶であろう。現在は山内茂義氏と父子協力して、更に理想への奉仕を続けられている。
原資料内容:
拝殿、本殿、社務所などが建ち並ぶ境内を斜め上空から俯瞰したスケッチ
原資料サイズ:
100×75
掲載ページ:
54
備考:
鎮座祭は1916(大正5)年12月16日